「ストレートネック」という言葉を聞いたことがありますか?  

技術の発達とともに便利な世の中になりましたが、今まで聞いたことがない病気なども増えてきたと感じます。その一つに「ストレートネック」があります。                                    そこで

MERIALA

ストレートネックって何?

どうしてストレートネックになっちゃったんだろう?

ストレートネックになるとどんな症状が出るの?

ストレートネックって治るの?

などこれから詳しく解説していきますのでストレートネックにならないよう予防したり、これ以上ひどくならないよう改善してみて下さい。

ストレートネックとは

ストレートネックとは、通常、首の後ろ側に見える自然なカーブ(頸椎の後弯)が失われ、首がまっすぐになった状態の事を言います。つまり、首が前に倒れているように見える状態です。これは、長時間同じ姿勢で過ごしたり姿勢の悪さ怪我運動不足ストレスなどが原因と考えられてます。この後詳しく説明していきますので気になる方は最後まで読んでみて下さいね。

原因と症状

ストレートネックとは、通常はS字カーブを描くべき頸椎(首の骨)のカーブがなく、直線状になってしまっている状態を指します。その原因としては、以下のようなものが考えられます。

1.姿勢の悪さ

長時間同じ姿勢を続けたり、デスクワークなどで前かがみの姿勢を続けることによって、首の筋肉が硬直したり頸椎を支える筋肉が弱くなります。

2.交通事故などによる怪我

頸椎は、首の後ろ側にある7つの小さな骨から構成されており、正常なカーブを持っていることで、頭と上半身を支え、衝撃を吸収する役割を行っています。頸椎を強い力で捻ったり衝撃を受けることによってこのカーブが失われます。

3.萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経・筋肉の疾患

萎縮性側索硬化症(ALS)は脳と脊髄の神経細胞に影響を及ぼす進行性の神経変性疾患です。病気が進行すると、随意筋を制御する神経細胞が徐々に死滅し、筋力低下と消耗が生じます。直接的に関係はありませんが、筋肉の萎縮が続き首の筋肉が弱まってしまうことによって引き起こす可能性も高くなります。

4.加齢

年齢を重ねると、骨密度が低下する事で骨折や骨が変形したりします。筋肉も筋肉量が減少し筋力が低下します。このことによって、首の曲がりが失われることがあります。

以上が、ストレートネックの主な原因の一部です。ただし、個人のストレートネックの原因は差があり、複数の要因が絡み合っている場合もあります。

ストレートネックの症状とは?

ストレートネックの症状には、頭痛首のこり肩こりめまい吐き気集中力の低下、そして腕や手の痺れなどがあります。また、ストレートネックが進行すると、神経や血管に圧迫をかけることがあり、重大な健康問題を引き起こす可能性があります。 ストレートネックを診断するためには、X線、MRI、またはCTスキャンなどの画像診断が必要になる場合があります。次は改善法を紹介します。

改善法

ストレートネックは、パソコンやスマートフォンなどを長時間使用することによる姿勢の悪さやストレスなどが原因で起こることが多く、頭痛や肩こり、めまいなどの症状を引き起こします。 ストレートネックを改善する方法として、以下のような方法があります。

1.ストレッチ

首の筋肉を柔らかくするためのストレッチを行うことが大切です。代表的なストレッチとしては、肩を回したり、首を引っぱったり、横に倒したりするものがあります。

2.運動

首の周りの筋肉を鍛えることで、首の湾曲を回復することができます。 ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動や、トレーニングマシンを使った筋トレなどがおすすめです。

3.姿勢の改善

姿勢が悪いと、首の負担が増えてストレートネックを引き起こす原因となります。正しい姿勢を意識し、デスクワークを行う場合には、パソコンの画面を正しい高さに調整したり、背中を丸めないように意識したすることが大切です。

4.マッサージ

首周りの筋肉をマッサージすることで、血行を良くし、筋肉の緊張をほぐすことができます。自分で行うこともできますが、プロのマッサージ師に施術してもらうことがおすすめです。

以上のような方法を取り入れることで、ストレートネックの改善につながります。今日から少しずつ取り入れてみて下さい。

まとめ

現代病といわれる「ストレートネック」。パソコンやスマートフォンを使う中、姿勢の悪さが原因で起こる事が多いと言われています。予防には、姿勢の改善や適度な運動、頻繁なストレッチ、正しい枕の使用などが重要です。定期的な健康診断も大切であり、早期発見・早期治療が必要です。

ストレートネックは、放置すると慢性化することもあるため、初期に対処することが大切なので気になる方はぜひ病院で受診してみてください。